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HDD → SSD で省電力
Flash SSD(Flash Solid State Drive)とは記憶装置の種類の一つで、OSからはハードディスクドライブ(HDD)のように見えるフラッシュメモリであり、Solid State Drive(SSD。Solid State Diskとも)およびメモリディスクの一種である。
(wikipediaより抜粋)
- SSDの利点
- 耐震性が高い
- 低消費電力(平均すると2.5インチHDDのおよそ1/2らしい)
- スピンドルレスのため、静音
- ランダム読み込みアクセスが速い
- 軽量
- SSDの欠点
- 寿命がある(書き換え回数を1万回まで保証する製品が多い)
- 高価
- 安いSSDはランダム書き込みが遅い
安価なSSDの高速化
- FlashPoint
(Windows XP のみに対応)
- 安価なSSDには"プチフリーズ"と呼ばれる問題がある。ランダムライト頻発時にSSDへのアクセス速度が極端に低下し、数秒から数十秒、場合によっては数分間、操作を一切受け付けなくなり、マシンが固まったようになる現象だ。これを改善する。
- NANDフラッシュメモリは、データの読み書きを8KB程度のページ単位で行う。ここで難儀なことに、消去するときは、32ページもしくは64ページをまとめたブロック単位で行う。1ページ分のデータを更新(消去&書き込み)する時は、一度今あるデータを他の空地に退避させて、引越元のブロックを消去し、退避させたブロックに更新するページのデータを盛り込んで書き込むという処理になる。これがプチフリーズの原因となる。
- FlashPoint?は、この退避するのを空地ではなく、RAM上にする。
- インストール方法
- zipを解凍して得られたinfファイルを 右クリック → インストール
参考:平澤寿康の周辺機器レビュー 低価格SSDのプチフリを解消できるか 〜FlashPointを試す
SSDの長寿命化
- 極力ファイルアクセスを減らす(WindowsXPの例)
- 仮想メモリOFF
- 物理メモリからあふれたデータを主記憶に退避させる、この領域を仮想メモリと呼ぶ。十分に物理メモリを積んでいるならば、この仮想メモリサイズを0MBにすると、余計なSSDへのアクセスを抑制できる。
- 設定方法
マイコンピュータを右クリック → プロパティ → 詳細設定 → パフォーマンス → 設定 → 詳細設定 → 仮想メモリ
- システム復元ポイントを作成しない
- Windowsにはシステムを復元する非常事態ために復元できるよう情報を物理メモリに置いておく機能を備えている。けっこうな要領を必要とし、また頻繁に書き換わる。これを無効にすることでSSDへのアクセスを抑制することができる。
- 設定方法
マイコンピュータを右クリック → プロパティ → システム復元 → 「すべてのドライブのシステム復元を無効にする」
- インデックスを作成しない
- Windowsはファイル検索を高速化するため、ディレクトリやファイルのインデックスを作成する機能がある。ディレクトリ構成が変わったり、ファイルが追加されたりするとインデックスも更新する。これを無効化することでファイルアクセスを減らす。
- 設定方法
エクスプローラーを開く → 検索サイドバーを表示する → 設定を変更する → インデックスサービスを使用する
- NTFSで最終アクセス日時を更新しない
- NTFSファイルシステムでは、デフォルトでファイルへのアクセス日時を記憶する。これでは、ファイルにアクセスする度にこのタイムスタンプを書き込んでしまう。これを無効化する。
- 設定方法
ファイル名を指定して実行 → regedit → HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlset?\Control\FileSystem? に ”NtfsDisableLastAccessUpdate?”という DWORD 値を作成し、値を 1 に
- 8+3ファイル名を生成しない
- MS-DOSでは「8.3」形式のファイル名しか使えなかった。これは、拡張子部分が3バイト、それ以外の部分が8バイトまでという形式である。MS-DOSと互換性を保つためにこのファイル名もバックグラウンドで作っている。近頃は余計な機能なのでこれを無効化する。
- 設定方法
ファイル名を指定して実行 → regedit → HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\FileSysytem? に NtfsDisable8dot3NameCreation?”という DWORD 値を作成し、値を 1 に